2002~くらい?自宅にて
どうやってカメラマンになったの?⑤
初めてカメラマンとしての仕事を
ブライダル撮影にすることを決めた私は
先輩のカメラマンについて本番の結婚式に入る
レクチャーというものを受けることになりました
デビューは何回か経験して現場になれ
安定して撮影できるようになってからなのです
とりあえず手持ちのペンタックスMZ3を一台だけ持って
撮影に入った実際の撮影現場に 愕然
結婚式のスナップ写真は どんな場面もお二人にとっては大切一枚で逃してはいけないシーンにまみれています
けれど
介添人さん、ヘアメイクの方々、ホテルのスタッフ
次々挨拶などに訪れるご両親やご友人
そんな方々に囲まれながら
カメラマンが必ずしもベストな場所にたてるわけではなく
(経験による自信と慣れでベストポジションにたてる貫禄も出てくるののですが)
そして次々と変わる会場の光に
カメラの操作が全く追いつかない
スタッフの動きを邪魔しないように全方位気を配りながら
確実に写真を撮らなければいけない
ところが
ピントも合わせられないうちに、次から次場面が変わっていく
初めての撮影は
ほぼまともな写真が作れませんでした
どうしよう・・
先輩も怖いし・・
今思うとチャラチャラ写真の世界に入ってきたねーちゃんに見えたのかなと
結婚式の写真といえば
人生の中で最も思入れのあるものであり
たくさんのお金をかけて人を招待し、失敗は許されない。
撮影に失敗した何処かのカメラマンが
何百万も慰謝料を払ったなんて噂も耳に入ってきたり・・
でもやるしかない
ここで逃げてどうする
恥を忍んで告白すると
二十代後半くらいまでは社会に適応できるような強さが全くなく、
結婚しても
ママ友もろくに作れない、
家族以外の人とちゃんと会話もできない
家庭生活で起こることの簡単な業者とのやりとりも怖くてできない、
何かあったら全て旦那さんに丸投げしてひきこもっているオナゴだったのです。
今では嘘見たい・・
なので初めて自分で選んで写真の専門学校に行き
好きなことを見つけたことで自分に自信がつき、
さらに社会の中でちゃんと仕事をする人間になってみたいと。
だからこのころの意識はお金を稼ぐというより
私が現実の生活できちんと生きいけることができるだろうか
というチャレンジであったのです
続く・・
今日もお読みいただきありがとうございます😊